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No Comments 随分日が経ってもうたので、手短に行くますってばよ。
第56回配信ちうー。あーすんません…環境が変わってから日々メッタメタでして。睡眠の質も一気に悪くなって、平日はひどい時など3時から1時間おきに目が覚める始末。5時まで平穏に寝ていられたらまだましな方ですからねえ。しかし拘束時間が1時間前に伸びて通勤時間も30分伸びただけでこれ程影響出るとはなあ…
んーでもってサンリオ映画の回か。以前から諸般の事情もあってw ポキャで取り上げる事は早々と決めてたんですが、アダグジがワーワー言うとるだけでは説得力に掛ける。何とか事前にmt兄さんにも見て貰わねば。はて何て言えば腰を上げるかな…と考えつつ「シリウスの伝説」を見ていたら閃いた。てか実は未見だったので心底驚いた。まるでパンとティンクをリトルマーメイドの世界に突っ込んだものを虫プロに作らせたような世界観だったから。つことでこれをそのまま伝えたところあのような流れになりまして。まあちょっと責任を感じてたりもするのですけども。
で、驚いたのはかつてのサンリオ映画(フィルモグラフィで言えば「愛のファミリー」から「おしん」までの間)には今も根強いファンが居るという事実。いやあ嬉しかったー後でまとめますが。ここだけの話…これくらいいいよね? かつて業績が黒字だった時代は出版と映画だけが赤字と言われてたのだけど、それでもある意味この2つの部門に何より一番心血を注いでいたと思う。売上不振で余儀なく休刊となった「いちごえほん」には子供たちの創造力が溢れていたし、現在はキャラクター絵本になってしまった「ギフトブック」もハウトゥからコミックまでバラエティに富んだラインナップだった。映画も当時の最新技術を積極的に取り入れ今も見劣りしないものに。そしてだいたい1作に1名以上はびっくりする名前がスタッフロールに現れる。判ったところで男鹿和雄、高橋良輔…あーそうそう、妖精フローレンスのオーボエ担当の宮本文昭氏はNHK朝ドラの曲で有名ですな、て見てないんだけど。一昨年だったかさんま玉緒の正月特番で北海道のオーボエ少女が競演の夢を叶えた事で知りました。それにしてもDVDのクオリティは何故こんなに残念なのか…
サンリオがかつてウォルト・ディズニー(本人、あるいは総合エンターティンメント企業としての)を目指そうとしたのは映画・出版の他にもレコードレーベル(当初は今で言うインディーズだったが、後にポリドールやコロムビアなどにアウトソース…ていうのか?)、バラエティ番組(古くはテレ朝系「堺正章のDo!ドゥ!Do!」、現在はテレ東系「キティズパラダイス」)、ラジオ番組(TBSラジオ「いちご列車」)、TVアニメーションシリーズ(「夢の星のボタンノーズ」「時空探偵ゲンシクン(※メディアミックス)」など)といったマスメディアへの果敢な挑戦と、世界進出(ドイツとアメリカの現地法人)や多摩センターと大分の各テーマパーク運営から見て取れる。もう涙が出そうな真っ向勝負。こう言うと一見「もう辞めて! ライフは0よ」に見えてしまうけど、気付けば今や海外のセレブ層やクラブカルチャーに広く受け入れられており、そーいう所ではある意味ディズニーより優位なんでわなかろうか。それまで海外にはなかった「kawaii」という概念(※prettyとはイコールではない)がシンプルなイコンで以て浸透したのだから本当に快挙。国内ではマイメロのTVシリーズが自社キャラ以外の部分を外部に任せた事で皮肉にも成功したのだけど、そうしなければあのキラーキャラクター「クロミ」は世に出なかったのよねえ。
で、「シナモン・ザ・ムービー」と「ねずみ物語」で16年ぶりに映画再参入となったのは喜ばしいのだけど、「キャラクターの認知度を上げるのが狙い」て過去作品とまるっきりスタンスが違うのがなあ…でもそれがマス的に正しい道なんだろうね。ピューロが地球に降りてきて作った筈のパークも今やまったくの別物になってしまったけれど、それで常連まで現れる程大多数のファンのハートを掴んだのなら正解。個人的には残念なんだけどw
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つことでGartieさんがまたしても素晴らしいまとめをドロップして下さったので、余すところなく拾わせて頂きました。以前たんぶったけど一応下記にも。
火と水が恋しちゃう元の神話的なものは?的な質問が北のドロッセル姫から聞こえてきた気がいたしましたが、あまりに設問が壮大のため、現在どうご回答していいのか考察中でございます。そのまま流すとTLが熊っ子のネットテロみたいになるので、物凄い圧縮作業中でございます。
まず『シリウスの伝説』だけど、もとになるような伝説を脚色したんじゃなく、正当な原作者がいる。その人、辻信太郎は屈指の読書家、世界のファンタジーも無数に読んでおられていて、もちろんサンリオの創業者。エジプト神話、シェークスピア、ドイツの幻想小説、などを見事にアレンジメント。
次に『ブラビィッシーモ!』。よく間違うのは火と水が合体して消えちゃうっていうのは『ミステックリズム』だね。水蒸気まみれになるっしょw火精プロメテオはギリシア神話からの転用だろうけど、本元のプロメーテウスはあくまで火をもたらす神であり、火そのものの精霊じゃない。水に恋もしない。
いかにも水と火が恋をするというと神話っぽい感じだけど、本来「相克」する元素が恋をするというような発想は古代世界には存在しない。また火や水が精霊として扱われるようになるのはパラケルススなどの錬金術の考え方がうまれてからで、つまり化学変化の象徴として使用されてから。化学黎明の頃だ。
ではなぜ発想が似たのかということだが、考えてみれば男女という相対する存在を神話的五元素に対応させようとすれば、おのずから火と水となるだろうし、原初的なものをテーマにするほど世界で共通のシンクロニシティがおこるから、集合的無意識でみんなつながってるというユングの説が成り立つw。
プロメーテウスの苦難から開放への神話は、『ブラビィッシーモ!』のプロメテオがベリッシーに浄化され、噴流する列火が冷され、きらめく鉱物へと変貌をとげる発想になっているかもしれないし、天空のシリウスとナイルの川の関係が、『シリウスの伝説』では水の精霊物語に符合したのかもしれない。
それはそうと、一面的に、サンリオ作品がただディズニーの諸作品に憧れて、なんだか似た物ができていったかのように言うのは狭い捉え方ではないかと俺は思っている。とりわけ『シリウスの伝説』はそもそも八万ともいわれるセル画の手書きと画面構成を緻密にできる技術が当時日本にあったということだ。
原画監督の山本繁はもともと虫プロの人で千夜一夜物語のすごい原画とかも書いてるし赤堀幹治も同じ作品に関わって、その前は東映の西遊記などで動画を描いてた。そういう人たちは手塚と共にディズニーの洗礼をうけた。それゆえ無意識に踏襲しもするがそこから今につながる新しいものをたくさん生んだ。
以上TL六個分に圧縮して、【ポキャ】で投げかけられたボールをキャッチして、消える魔球で送球させていただきましたwさてもう一眠り。
手短かとかいいながら結構書いてた…
余談だけど、「おしん」は確か日本初のプレスコ作品で主要キャストは朝ドラと同じ。残念ながら観に行けなかった…。プレスコで恐らく一番有名なのは「おもひでぽろぽろ」なんだろうけど、何故か「ギャグマンガ日和」シリーズもプレスコなのでありましたw
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